ようやく読めた新刊v
年長組の正念場(みせどころ)…。
でも、
果てしなく 切ないなぁ。。。
以下、とりあえず 気になったこと。
■初っ端、手を繋ぐ 鳴+穂
いつの間に仲良くなった…妹s (笑)
■雪「男のシットは見苦しいぜ?」
英+雪、人生の(?)先輩・後輩みたいで
英+帷とはまた一味違って 相性良さそうな組合わせ。
今後の 帷+英+雪 の三角関係(と思ってるのは帷だけ)に期待v
■ベルトを蝶結びしたコート、ハイネックのセーター
壬晴の服が宵風っぽい…
無意識に壬晴が選んでるとしたら、やっぱり切ない。
■野営の光+俄
何気にペアルックの二人。
どこまでも仲睦まじくなってゆくのね…
■帷「求めればもっと欲しくなる それではいけないんだ」
壬「はい」
帷の意見に、以前になく聞き分けの良い壬晴。
■壬「ごめんなさい」「― 俺はよくわかってるのに」
戸口で帷に謝る表情が、悲しいほどに綺麗。
憂いを含んだ笑顔がそらのようで…
壬晴自身に対しての他人の好意にはやたらと無関心を装ったり排他的だったり
今まで壬晴の世界は、俺(壬晴)・もう一人の僕(宵風)・その他大勢 で出来てたように思います。
でも今はその他大勢の一人一人と向き合って、
以前より世界が広がってる…と言うか 細かく見ているんじゃないかな。
もともと、壬晴自身と関わりない件では妙に冷静で察しの良かった面があったし。
(例えば、5巻 俄雨の話を聴こうと雷鳴に進言したり)
いままでだって、他人の目に映る世界もちゃんと見えてたはず。
それを今は受け入れるようになったって感じでしょうか。
でも、それも 宵風を失ってようやく…と思うと
心の穴を埋めるように、他人の世界を受け入れようとしているようで
妙に痛々しい。
■雪「なんで全部消さなかった」「正直…自分の中で消化しきれない」
不本意だろうけど、痛みを吐露できる帷先生が居て 良かったと思う。
森羅万象の発動は、宵風の生きてきた時間を捜していた雪見さんにとって
真逆の行為。
不満や不安がないはず ない。
喪失感というのは、ブラックホールみたいなものだと思う。
大きさも深さもわからない。
でも、すごく重い。
自分じゃ測れないぐらいに。
そんなものを抱えて、なおも壬晴を責めなかった雪見さんって、大きな人だ。。。
■雪「あんなガキの一人や二人…」
「あんなガキの一人ぐらい…」じゃなくて、二人と言うからには
二人=宵+壬ってことですよね。
言葉の端々に宵風がいるのが嬉しい。
■雪宿り
雪見さんのマンション
宵風にとっては雨宿り。
壬晴にとっては雪宿りに丁度良いとこってことでしょうか。
どちらも晴れを前提とした束の間の安息所ですよね。
また、歩きだせる。
■フリーライターとその助手
直接的にも間接的にも、言葉で、行動で、
あらゆる角度から壬晴を支えている雪見さん。
すっげぇよ…
宵風は壬晴にとって目的であり、理由だった。
雪見さんは壬晴にとって一因であり、理由になった。
壬晴も雪見さんに影やら光やら(特に光!!)を与えられる人になって欲しい。
■雪「オレの砦だからな」
砦って守るための場所でもあるわけで…
雪見さんの守りたかったものって、やっぱり宵風だと思うんですよね。
どれだけ宵風が想われていたか ハッとする一言。
■P.150 猫よいての笑み
壬「また手伝ってもいい?」
宵風が消えて以来初めて、やりたいことに前向きな壬晴。
宵風がいたら、きっとこんな風に二人のやりとりを見守って微笑んでるんだろうな。
■帷「ここ2か月 週末は出ずっぱりだが―」
壬晴、表情が豊かになったような…
ちょっとずつ成長してるってことでしょうか。
前半のように穴を埋めるように無理矢理ではなく、
自分の足で、たくさんの世界を見て 聞いて まわって
壬晴なりに世界に関わろうとしているようで
ちょっと安心。
勿論 帷先生の言うように
「雪見さんや皆さんのお陰」ではあるのだろうけれど。
壬晴だってちゃんとそれをわかって 歩いている。
2か月…壬晴が宵風と知り合えた期間もそれぐらい。
時間より密度が関係するんだろうけど、
2か月の重みを考えずにはいられない。
■英「宵風君…大きくなったわねぇ」
育ちすぎだ、猫よいて…
いやいや、きっと宵風よろしく 食いしん坊で成長著しいに違いない!
■謎のフード・イサナ様
「傘」創設の立役者と言われる割に、若く見えるような…?
しかも真への反撃すさまじく…車イス要らないんじゃ。。。
10年前の気羅使い!?
・10巻 宵風「壬晴を… 守って」
消されても、きっと雪見さんの内には残ってる。
約束違わず、これからも服部さんの魔の手から 壬晴を守ってくれるよね!
・旭日旭日って妖精さんも帷先生も…
たまには父さん(暁)も思い出してあげようよ。。。
・やっぱり最期には、壬晴は宵風と もう一度向き合って欲しいな。
宵風が蘇ったり 別人として出逢ったりとか 都合の良い展開ではなく
…難しいけど もっと違う形で。
確かに生きていた宵風の為にも
雪見さんの優しさに応える為にも
壬晴がホントに笑える為にも。
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